2019/06/11

劇場

かなり若い頃から「劇場ではないところを劇場にする、らしくする」といった作品に立ちあう機会が多い。主にF/T(フェスティバル/トーキョー)などでやったり、世田谷シアタートラム、パブリックシアターなどでもあったりする。その際消防や保健所へのお役所への届け出が必要になるのだが、この手の消防条例や法令、防火安全管理の知識を持ってる舞台人が少ないなあと感じた。
アーティスト、演出家、制作の要望に応えるためにスタッフは存在するのだが、客席を舞台にする、張り出し舞台を作る、仮設客席を作る、路上を舞台にする、お店を舞台にする、公園を舞台にする、など色々な場所で公演を行うために必要な管理申請をする専任スタッフがおそらく存在しない。劇場職員、公演制作者が手探りの中やらざるを得なくて間違ったor危険な判断でやってしまうことが多々見られる。

とはいえ国家資格が必要になり簡単にできることではない。防火防災管理者、防火安全技術者、消防設備管理者、電気工事士、建築士、これらのある程度の専門知識が必要になり誰でもできるようにならない。何か大きな事故、違反が発覚する前にこう言った事例の専任者が現れてくれるといいなあとない知識をフル回転して忙殺されました


今月はA3春公演が終わり、堤監督「百合と薔薇」、「家庭教師ヒットマンリボーン!」が幕開け。「紅葉鬼」、「SLUNG」、「銀牙」と続々と幕開け久々に怒涛の現場ラッシュが続く。現場担当も必死に食らいつく。


        写真はとある劇場の客席を見やすくひな壇設置なかなかいい感じ