2011/02/21

ワルシャワレポート2

さて昨日劇場での公演の千秋楽でした
今回は照明さんになってます。ブースから毎日日替わりでいろんな人がここで公演をみてる。最近fece bookをやり始めてブースでカタカタやってたら何人かアドレス交換。でもポーランド語でよく分からず


テアトルの大道具工場。能管の六郎兵衛さんがコミを空港で取られて急所このおじさんに作ってもらう。できが非常に良くて亀井さんも作ってもらう。こっちの劇場はたいてい工場が劇場に併設されていて色々対応してくれる。細かく良い仕事してました。

袖の綱場。日本の綱場とは違い古い劇場はしきり棒のみで綱をコロす(鉄の曲がってるやつ)。この棒は便利で意外にしっかり殺せる。日本でもときどきお目にかかります(世田谷とか)。ちなみにハンドルはなし

サスバトンも独自。よくガイドのフレームをエキストラ持っていてそれをバトンの端につけたりしますがここでは予め50cmくらいワイドをとって干渉を防いでる。日本ではこうやらずワイヤー一本で吊るんだよね。サスバトンといっても回路は無くてすべてケーブル引き回し。これもこっちのスタンダード。

劇場でてすぐ目の前がスケートリンクになってる。やってないなスケート。名古屋はスケートが盛んであっちこっちにリンクが有ってよくやってた。


ホテルから劇場。チンチン電車が走っていて小さくてかわいい


夜の旧市街。打ち上げ会場前。この城壁も大戦後復旧したとのこと。





ビールがでかい。ちなみにスーパーで売ってる瓶ビールは60円程度。

さて本日は場所を変えてショパン奉納公演@ショパン教会を乗り打ちでやりました。ミサ終わりでバタバタ準備してアナウンス後スタート。ショパンの能の抜粋をやりました。


装束をつけてますが床が雪で濡れていてでない演者と一休さんバリの雑巾掛けをやる。疲れた。

これがショパンの心臓が収められている柱。クライマックスはここで銕之丞さんが舞う

能の台本。なかなか見る機会が無いかと思うので。節が書かれている。小さい頃家でお経を上げていたので見慣れていて結構歌える。

というわけで久しぶりの海外公演はなんの事故も無く終了。ちなみに今回の座組では久しぶりの最年少!!!昔は良くあったけど最近はありませんでした。いつくらいからだろ。移動や制作お手伝いも含めてバタバタと雑用をやってました。
日本では家に帰ってきてもチビと遊んだりしてなかなかゆっくり現場レポート出来ませんが今後はレポートやれるようにできるといいが。
みなさんお疲れさまでした。

2011/02/18

ワルシャワレポート

今回来ているのがポーランドワルシャワのteatrstudioかなり古い劇場で演目が新作能「調律師ショパンの能」初演がここで帰国後国立と金沢にチケットは既にないみたいです。昨日初日でしたがポ外務大臣やポ日本大使やあの「地下水道」の監督やら名前のある人が観劇レセプション。ケアが大変でした。ただこの劇場テクニカルで英語がほぼ通じず。通訳さんがいるのですが字幕と舞台袖と演出家についていてこっちまで回ってこない・・。またカンパニーテクニカルに照明さんがいなくて寅川大奮闘。plotは送っていたのだが現地機材が年季が入っていて思う様に明りが作れず(たいしたプランではないんだけど)。また本番中も舞監なのに舞台は後見にお任せして照明ブースに入りcue出し(クリアカムだと心配だからいてくれ!と)。なんつーか照明さんがボスは出来る人なんだけど本番付きにーちゃんがまだ1年生くらいで妙に自信持ってるんだけど分かっちゃいない・・。滅多にいない場所で初日があきました。

古い劇場でプロセサスが無くてグランドサポートのトラスがプロサス代わり。一応電動だった。うちにも一式欲しい機材。
舞台はシンプルでほとんど現地手配。ブラックボックスで床はすべてパンチで今回橋懸りは舞台奥へ。お幕は黒で手引き昇降。地謡鳴り物は上手に集約してピアノを下奥に配置

舞台両脇にプラズマで字幕。当初プロジェクター投射の予定が機材トラブルでプラズマをなんとか手配

劇場はこのでっかい棟の中に。映画館や博物館やホールが集約されている。中心部でもかなり目立つ建物

2011/02/16

海外

日本でのバタバタから30分で荷造りをしてちょー久しぶりの海外出張。チビ達が生まれてかたくなに断り続けてきたけどじいちゃんが居るし龍平も大分落ち着いてきたので引き受けた仕事。ワルシャワ。いきなりマイナス18度。寒くて痛い。本日一日中大使館や現地プロデューサーからのはからいで一日中観光と晩餐会。出国する前にスケジュールをしっかり確認せず正装を持ってこなくて現地でバタバタ買い出し英語がなかなか通じず地球の歩き方の買い物センテンスをメモり片言ポーランド語でなんとか。西スラブ人圏は初めてなので色々面白い。ロシア、ドイツ、他東欧とも若干違う。観光では大戦後の復興への誇りを感じユダヤ料理を食べ尽くし今はウォッカと日本から持ってきたスルメを食べつつスカイプでチビと話しながらブログ。明日から劇場仕込時間有るのでレポートします
旧市街広場
旧市街城壁

王宮博物館

ちなみに仕事は新作能。ショパン生誕200周年記念で在日ポーランド大使が本を書いてワルシャワ2カ所と東京金沢で公演します


2011/02/15

不幸

立て続けに身内に不幸があり現場はアシスタント達に任せて久々の帰郷。じいちゃんとは一緒に暮らしていた事もあり想い出がいっぱい。稲刈り、薪割り、五右衛門風呂、家畜の世話、宗教、僕の世代では体験し難い里山の生活を送ってました。このような幼少時代の経験が今の僕を作ってるんだと思う原風景です。ありがとうじいちゃん
実家前